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トランプラリー始動水準は一つの目途 [2017年5月7日号]

*一部抜粋 (13)トランプラリー始動水準は一つの目途

4月30日号の本稿の「図5」(図表付き週報)を一見して明らかなように自動車株全般がトランプラリー始動水準まで下げ止まり、小反発に転じた。トランプラリー始動水準11月9日の16,200円台、そしてトランプラリーの始まる前の17,000円台、ここが一つの目途にはなる。例えばダイワハウスが創業以来の経常利益を大幅に示現したにもかかわらず、一昨年の日経平均の高値を抜いていない。多くのゼネコンの株価もそうである。これらはトランプにも海外政治リスクにも基本的には関係がない銘柄だ。これが大天井を抜いていない。かつ、自動車株はトランプラリーの下値始動水準を下値として下がり、そこから小反発した。これは「下値には限度がある。上値にも限度がある。故にその区間のサンドイッチ相場、ボックス相場」を当面は抜けないということを示唆しているとしか見えない。

 

【 図 11 】 トヨタは、5月10日(水)に決算発表を控える。

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【 図 12 】 中期的にも、アベノミクスの半値押し水準が下値を支える動きに。

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【 図 13 】 その他、自動車株の動き。今後もショック安等の節目を注視。下げのきつかった自動車株全般に、トランプラリーの始動水準で下げ止まる。

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