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#38『 東芝上場廃止に好機あり!? 西武 上場廃止から再上場の動きを「記憶」し「知恵」に転化する!ほか 』

【時間】42分39

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西武鉄道の上場廃止、西武HD上場の動き

「上場廃止」=「経営破綻」ではない

上場廃止の多くは、会社更生法適用申請、民事再生法適用申請、破産などいわゆる「経営破綻」を理由とするもので、この場合は持ち株は紙切れ(無価値)になってしまうのが通例です。

しかし、上場廃止となる要因は他にもあります。西武鉄道株は上場廃止になったものの、会社自体は存続。西武鉄道は、堤家が株式の多くを保有する同族会社で2004年に総会屋利益供与事件、有価証券報告書の虚偽記載による証券取引法違反事件などが相次いで発覚し、上場廃止となった。経営破綻以外の理由で上場廃止となった場合、証券取引所でいつでも売買できるという流動性の面からは大きなマイナスであるものの、株式が無価値になるわけではない。

2004年 西武鉄道の上場廃止直前の動き(2004年12月17日上場廃止)

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2004年11月16日の上場廃止決定時の268円が安値となり、安値から取引最終日2004年12月16日の485円までは1.8倍上昇して上場廃止となった。
再上場までの長期保有スタンスでなくとも、上場廃止決定から取引最終日までの1カ月間でも買いの好機となった。

9024 西武HDの上場後の動き(2014年4月23日上場)

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前身の西武鉄道が2004年12月に有価証券報告書の虚偽記載で上場廃止になって以来、9年4カ月ぶりの復帰。初値は売り出し価格(公開価格)と同じ1600円。初値ベースで換算した時価総額は約5473億円。再上場に際しては西武HDの35%超の株式を保有する筆頭株主である米投資会社サーベラスとの間で、経営方針を巡る対立が続き、公開価格が想定を大幅に下回ることになったため中止した経緯もあり、上場が延びた。

西武再上場
[上場セレモニーで打鐘する西武HDの後藤高志社長]

 

【参考】週報 16年2月19日号 (22)毎夏、蓼科高原で会う古くからの読者Kさんとの「東芝の長期保有についての」交信

山崎さん、Nさん

お元気でご活躍と思います。
さて私は添付の東芝事件訴訟団に入ってはいますが、持ち株は売り抜けて保有株はないどころか、空売りを少々してはおります。

弁護団は実によく調べておりますので、記載内容は正しいと思いますので、お読みください。記載のように倒産はないと思いますが、東芝の現状の内部経理監査体制がないようでは、何回でも同じ損失をだしますので、上場廃止にして、出直させることになるのではと思います。

その時には、再上場までの8年間ほどの定期預金と思って、待機資金を投入する予定です。ご参考に(筆者註;このほかに東芝の決算延期の明細があったが割愛する)

筆者より返信(2月18日)拝復;ありがとうございます。私も再上場を待つつもりで上場最終日に2桁になれば買ってみようと思います。西武鉄道は問題が明確だったので、その方法でうまくゆきました。8年も待たなかったです。

 

時価総額から相場を測る

一国の株式時価総額とGDPは同じ比率で推移する との前提に立った「バフェット指標」からは、現在の株式相場は天井圏内に入ってきている。

上記の点を踏まえると、目先4月新年度入りに伴う資金流入期待などで、2017年年初から続く日経平均の日足保合いを上抜けする場面もあろうが、新たな大きなスケールの上昇波動、上昇の継続性は期待しにくいと考える。

20170314_時価総額

バフェット指数は109.6%(3月13日時点)

【 100%以上:過熱圏入り、120%:天井 】
20170314_GDP

日経平均株価

20170312_週報_日経月足

週刊 ダイヤモンド(2017年3月13日発売)掲載記事

20160316_動画_ダイヤモンド

 

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