しかしシタタカなトランプは何をしでかすか判らない ―金兌換ドルの復活を夢想する? [2017年2月19日号]
◆2017年2月19日号の目次
1. 当面の市況
2. 当面の市況(続き)
3. 上場企業2017年3月期、2期ぶりに最高益を更新
4. 東証第二市場、指数最高値
5. 先週の日米首脳会談の評価?-日米同盟強化を確認し、通商・為替は.......
6. 日米両首脳会談・続き
7. 「自由と公正な貿易」
8. 「不確実性の時代」――何が、どう起きるか判らない
9. トランプの経済政策は日本を含めた今後の世界経済に大きな影響を及ぼす
10. 市場の懸念を裏付けつつある保護貿易主義
11. 3月のG20会議を前にして麻生財務相は深謀遠慮の一言だったのか........
12. トランプ政権の落日は、遠くはない
13. しかしシタタカなトランプは何をしでかすか判らない―金兌換ドル.............
14. 次々と綻びを見せ始めたトランプ・ポピュリズム
15. トランプ色と反対方向に歩むFRB
16. 「ブラック・スワン指数」
17. 欧州の不安
18. ブラジル事情
19. Tさんと「1930年代初頭のフーバー大統領との比較」についての交信
20. Oさんからの便り(2月12日)
21. Kさんと「一旦終わった東芝だが」について交信
22. 毎夏、蓼科高原で会う古くからの読者Kさんとの「東芝の長期保有..............
*一部抜粋(13)しかしシタタカなトランプは何をしでかすか判らない ― 金兌換ドルの復活を夢想する?
筆者のドタ勘によれば、トランプはシタタカだ。
トランプはレーガンでなくニクソンの向こうを張って「強いアメリカのために強いドル」を標榜し、1971年に遡ってドルの金兌換性を
復活させる、それだけのキンは米国にはないから「金兌換ドル」と「今のタダの紙切れのドル紙幣」との供用を図る、という、とんでもない通貨改革をやるつもりかもしれない。
そうなれば兌換ドルは360円に戻り超円安になる。ブラック・スワンとはこれを言うのではなかろうか。
これは筆者がキューバに行ったとき(オバマより先に行った)、キューバ共和国が兌換ペソと国内ペソとの供用をしていた国家だったことから生じた「筆者の妄想」である。もう少々勉強してから述べたい。
今はタダ「妄想」を口走っただけと見逃していただきたい。
【 図 6 】 1970年以降、長期の「金 相場」