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今年の見通しについて [2017年1月8日号]

◆2017年1月8日号の目次
 1. 今年の見通しについて
 2. 著名20氏による景気・株価の予想
 3. 株高円安の持続性を巡っての警戒感と酉年縁起 
 4. 年内の日経平均のメインシナリオと「ブラックスワン」は何か
 5. 大幅高の大発会
 6. 今年の公表見通し
 7. 日本株式市場と海外との関係
 8. NYダウ3年ぶりの現象と「政治の年」
 9. 企業業績は重要だが海外動向に注視する方が早いと言える
10. 「トランプ政権の3G」
11. 株高呼んだトランプ氏の姿勢、経済成長を保証せず
12. 原油価格と「衝動買いの始末の仕方」
13. 所謂「トランプ相場」の本質
14. 平成の世になって日経平均が約半値になったことが1年内に・・・
15. 再びトランプの組閣問題、就任後のトランプのジレンマ~公約か現実路線か~
16. 「東芝株の件につき」Iさんからの質問(下線は筆者付す)1月3日

*一部抜粋 (12)原油価格と「衝動買いの始末の仕方」

今年の相場は悲観シナリオが後退し、持ち直しの見方が一般的である。今の値段は昨年の安値の約2倍の水準だ。昨年年初に26ドル台だった。

筆者は本稿でも告白したが、一昨年の暮れに原油の暴落を見て所謂「値ぼれ買い」で衝動買いしてしまったことがある。

 

衝動買いの始末は、

①それに気が付いたときに直ちに投げる、

または②「焦らず、慌てず、諦めず、一歩一歩確実に」★を身上として丹念にナンピンを繰り返して戻りを逃げる、

この二つの一つを決めることから撤収作業を面倒でも始めねばならない。

 

筆者はその頃、精神的にヒマだったから、後者をとった。

ナンピンをして2度目には衝動買い分量の3倍をナンピンして戻りを売り逃げた。売り逃げたつもりだったが少々の利益は得た。

このプロセスは既報で述べた。衝動買いは「値に惚れて、買いたる柿の渋さかな」と米相場以来の格言で戒められている。

 

★先述した「焦らず、慌てず、諦めず、一歩一歩確実に」とは

ローマの初代帝王で“賢帝”と言われた哲学者アウグスティヌスの言葉で、ラテン語で “Festin a lente”と言うのだそうで、「ゆっくり急げ」と訳されているが、これは「急がば回れ」とは意味が違う。

正しい意味は、シーザーが訳したと言われる「焦らず、慌てず、諦めず、一歩一歩確実に」である。余談だがシーザーは自分が帝王になると目論んでいると誤解されて暗殺された。武装解除せずにローマに入ったからクーデターを起こす気かと疑われたという不用意さも彼にはあったが、誤解されて暗殺された。死後発見された彼の手記によれば、「賢帝となるアウグスティヌスが初代帝王に就くべきである」と書き残していたことが判明した。(以上の余談は、塩野七生の話しによる。塩野七生の話しの受け売りである)。

 

【 図 7 】 原油価格は50ドルの節目を超える水準での推移に

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