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先週の木曜日・金曜日の激動の2日間について[2017年11月12日号]

*一部抜粋 (2)先週の木曜日・金曜日の激動の2日間について

金曜日のSQに備えての短期の海外勢の先物主導で誘導する「機械による動き」だと思う。
だから、市場に相場のウネリというものがなく、一方的で無機質だった。

金曜日の午後は1時間で860円の下げがあって、長い下ヒゲを引き、短い陰線で終わったので、一種の十字線と見えないこともない。
出来高・売買代金が大幅に増えて一日の値幅が大きい時は、短期的には変化の兆しであるというのが常道であるが、「機械がやる相場」は「人がやる相場」とは違うのかもわからない。

しかし、機械がやろうと人がやろうと相場の本質は変わらないのだから、やはり短期的には趨勢の変化の予兆であろうが、
一株当たり純利益EPSがアベノミクス相場開始以来の最高値1,500円を超えたところにあるし、またさらに上方修正があろうということ、

そして日銀がETFを買い続けると言っていること、こういう企業側の好調と政策に売りなしという株高政権には歯向かえないから、中期的には趨勢はやはり上げ潮は変わらないであろうとも思われる。
日銀が年に6兆円ずつ吸い上げていくということは、これは外国勢の買い越し金額と違って売り返しがない。本質的に違う。
 
20171112_週報_201711月第2週5分足